セセッシオン 分離派会館
セセッシオンは、カールスプラッツ駅を出て右手の方にある、「金色のキャベツ」が乗った白い建物です。
セセッシオンは、19世紀末に、それまでの保守的な美術界から分離し、独自に絵画、デザイン、建築など幅広いジャンルの芸術運動を展開したウィーン分離派の作品発表の場として建てられたものです。
Secessionはフランス語読みでセセッシオン、高地ドイツ語読みでゼツェシオンと呼ばれ、いずれも「分離」という意味で、この分離派会館はウィーン世紀末芸術のシンボルでもありました。
セセッシオンの設計はヨーゼフ・マリア・オルブリヒ、青銅の扉はグスタフ・クリムトの弟ゲオルク・クリムトの作です。
遠くから見ると「金色のキャベツ(あるいはタマネギ?)」のように見えた金色の球も、近づくとそれは月桂樹の葉をモチーフにした透かし彫りであることがわかります。
セセッシオン正面入口の上部の壁にも金色の月桂樹のレリーフが施され、「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という分離派のスローガンも刻まれています。
セセッシオンでは、現在でもさまざまなジャンルの企画展が開催されていますが、地下にグスタフ・クリムトがベートーベンの交響曲第九を聴いて絵画的に解釈した壁画「ベートーベンフリース」が常設展示されています。
私はこの建物自体が大好きで、青空の下にまばゆい白い壁も、夕闇に妖しく輝く金色のキャベツもおすすめです。
セセッシオンは、19世紀末に、それまでの保守的な美術界から分離し、独自に絵画、デザイン、建築など幅広いジャンルの芸術運動を展開したウィーン分離派の作品発表の場として建てられたものです。
Secessionはフランス語読みでセセッシオン、高地ドイツ語読みでゼツェシオンと呼ばれ、いずれも「分離」という意味で、この分離派会館はウィーン世紀末芸術のシンボルでもありました。
セセッシオンの設計はヨーゼフ・マリア・オルブリヒ、青銅の扉はグスタフ・クリムトの弟ゲオルク・クリムトの作です。
遠くから見ると「金色のキャベツ(あるいはタマネギ?)」のように見えた金色の球も、近づくとそれは月桂樹の葉をモチーフにした透かし彫りであることがわかります。
セセッシオン正面入口の上部の壁にも金色の月桂樹のレリーフが施され、「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という分離派のスローガンも刻まれています。
セセッシオンでは、現在でもさまざまなジャンルの企画展が開催されていますが、地下にグスタフ・クリムトがベートーベンの交響曲第九を聴いて絵画的に解釈した壁画「ベートーベンフリース」が常設展示されています。
私はこの建物自体が大好きで、青空の下にまばゆい白い壁も、夕闇に妖しく輝く金色のキャベツもおすすめです。