バーデン 温泉 : オーストリア旅行記

バーデン 温泉

バーデンは、ウィーン市街から南へ26kmにある温泉保養地です。

バーデンは古代ローマ時代より温泉で知られていたそうで、近隣の王侯貴族のみならず、モーツァルトやベートーベン、ヨハン・シュトラウスなど名だたる音楽家たちもこぞって集った高級温泉保養地だそうです。

特にベートーベンは、かの有名な交響曲『第九』完成に到る時期にバーデンに住んでいたそうで、当時住んでいた家が「ベートーベンハウス」として公開されていますし、「ベートーベンの散歩道」と名付けられた通りもあります。

そんなわけで、バーデンの雰囲気は日本のいわゆる温泉街というよりもむしろ軽井沢とか、瀟洒な避暑地のような雰囲気でした。


バーデンへは、ウィーン南駅から国電Sバーンで40分ほどで行けますが、私はオペラ座の斜め向かいから出ている路面電車バーデン線に乗って行きました。

バーデン線を使う場合は、およそ1時間です。

バーデン線の方ほうがウィーンの街中から発着できるので便利かと思います。


バーデンでの温泉施設は、「グランド・ホテル・ザウアーホーフ」など温泉施設を備えたホテルの他に、旅行者でも気軽に利用できるのが「レーマーテルメ・バーデン」という温泉センターです。

また、夏場(5月〜9月中旬)にはシュヴェヒャート川沿いにある「野外温泉プール」もオープンします。

これらの施設では、日本の温泉とは違って水着着用で入りますので、水着をお忘れなく!


レーマーテルメ・バーデンで驚いたことといえば、その温泉の冷たさよりもなによりも、更衣室が男女分かれていないこと!!

欧米の人は気にしない人が多いのかな…日本ではあり得ないな…堂々と着替えている人もいて目のやり場に困ることもあるよな…という状態。

でも、よくよく考えてみると、着替えをするブースはちゃんとあるから(数も多く並ぶこともありませんでした)、たとえば小さい子供連れではお母さんがおちびちゃんたちを一人で面倒みるよりお父さんもいてくれたほうがいいし、ド近眼の人や外国語はさっぱりダメという人はお連れ合いと一緒のほうが心強いし、もしかしたらとってもいいシステムなのではと思いました。

オーストリア
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