セビージャ(sevilla) : スペイン旅行記

セビージャ(sevilla)

セビージャ(セビリア)はアンダルシアの中心都市で、マドリードからAVE(スペイン版新幹線)で南へおよそ2時間半のところに位置します。
また空港もあるので、マドリード・バラハス空港で国内線に乗り継いで行くこともできます。
AVEに乗車するマドリードのアトーチャ駅周辺は治安があまりよくないので、セビージャが目的の人はこの空路を利用するケースも多いようです。

セビージャの見所としては、高さ97.5mを誇るセビージャの象徴「ヒラルダの塔」や、かのコロンブスも眠るスペイン最大の「カテドラル」、ムデハル様式の建物が美しい「アルカサル」、白壁の家並みが美しい、細い路地が迷路のように入り組んだ「サンタ・クルス街」などがあります。

セビージャでは、スペイン三大祭りのひとつ「フェリア(春祭り)」が毎年4月に1週間ほど開催されます。
この期間中は、スペイン全土はもとより、世界中から観光客が集まるので、宿泊先も事前に確保したほうが安心です。

セビージャ市内の、普段はただの空地に過ぎないフェリア専用広場に、カセータと呼ばれる小屋がひしめくように建ち並び、その中ではギターやパリージョとともにセビジャーナスが歌われ踊られます。
女性はフラメンコ衣装で着飾り、コルドベスをかぶった乗馬服の男性は、馬の背に女性を乗せて颯爽と道を行き交います。

セビージャでフラメンコ衣装を買うのであれば、シエルペス通りやクナ通りを歩いてみましょう。

セビージャはフラメンコのメッカでもあり、教室やタブラオもたくさんあるので、フラメンコ留学先としてセビージャを選ぶ人も多いです。
著名なアーティストがクラスを開講していたり、また「クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学院」や「タジェール・フラメンコ」などの総合アカデミアもあります。

セビージャのタブラオは「ロス・ガジョス」(老舗で、現在活躍するアーティストでここの舞台を踏んだ人も多い)「エル・パティオ・セビジャーノ」(定員300名の大きなタブラオ)などが有名です。

また、夏にはセビージャ市内および近郊で屋外のフラメンコ・コンサートもよく開催されるので、市内のツーリスト・インフォメーションや旅行会社をチェックしてみるとよいでしょう。
このコンサートは夜に開催されることが多いのですが、真夏で日中は40度を超える暑さであっても夜は冷え込みますので要注意です。
上着は必携、セーターを着込みたいくらい寒いこともあります。


セビージャではこのほか、フラメンコの祭典として2年に1回、9月から10月にかけて「ビエナル・デ・フラメンコ」が開催されます。
セビージャ市内のいたるところで一流アーティストの公演が連日開催されるため、世界中からフラメンコ・ファンや練習生が集まります。


【クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学院】
Fabiola 1
TEL 95-4217058

【タジェール・フラメンコ】
Peral 49
TEL 95-4564234

【ロス・ガジョス】
Plaza de Santa Cruz 11
TEL 95-4216981

【エル・パティオ・セビジャーノ】
Paseo de Cristobal Colon 11
TEL 95-4214120
スペイン
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