豊胸手術の種類
豊胸手術とは、読んで字のごとく胸を豊かに、つまり人工的に胸を大きくする手術です。 胸を大きくしたいと希望する女性のためのバストアップ方法です。豊胸手術は、バストの小さな女性や豊かで美しいバストを望む女性にとって最も経験してみたい手術といえます。 胸にコンプレックスを持つ女性にとっては、豊胸手術がどういったものか、気になるところでしょう。
豊胸手術といってもいろいろな方法があります。 豊胸手術の方法は、本人が痩せたい部分の脂肪を吸引し、それを胸に注入する「脂肪注入法」と、人工のバッグを胸に挿入する「人工乳腺法」のふたつに大きく分かれます。
脂肪注入による豊胸手術は、術後の感触がもっとも自然で安全性も高いというメリットがあります。 しかし、せいぜい1カップしか大きくできないというデメリットもあります。
一方、豊胸バックを用いた豊胸手術では、2カップのバストアップが可能です。 ただし感触に関しては脂肪注入による豊胸手術に劣ります。 また半年以上マッサージを続けなければいけないというデメリットがあります。
脂肪注入と豊胸バッグ、どちらも長所短所がありますね。
他にもプチ整形として注目を集めているヒアルロン酸による豊胸整形術といったものもあります。
豊胸手術を受けるにあたっては、納得のいくまできちんとカウンセリングを受けることです。 高い費用をかけているのですから、自分のカラダを大切にするためにも、妥協しないことですね。
豊胸手術を受けた場合、手術後のアフターケアはとても重要です。
手術後は定期的な診察を受けて、自分の胸にきちんと定着するようにしてもらいましょう。
豊胸バックを挿入する豊胸手術
豊胸手術でもっとも一般的な方法のひとつに「豊胸バック」を用いる「人工乳腺法」があります。 人工乳腺法は、皮膚を少し切開して豊胸バックを乳腺の下にある大胸筋の下か大胸筋の上の乳腺下に挿入するタイプの豊胸手術です。 豊胸手術で豊胸バッグを挿入するには、ワキの下のシワに沿って、目立たない部分を最小限切開して挿入します。 その時出来たキズは、時間がたてば目立たなくなります。痩せていてバストが小さいひとには大胸筋の下に豊胸バックを挿入する方法が向いており、ある程度バストにボリュームがある人には乳腺下に豊胸バックを挿入する方法が向いているようです。
人工乳腺法の場合、豊胸手術で挿入する豊胸バックに関する開発の歴史があります。 昔は人体に合わないものもあったようですが、今では素材の安全性や耐久性のある自然な仕上がり・感触の豊胸バックが開発されています。 豊胸手術で用いられる「豊胸バック」にはいろいろな種類があり、大きく分けて3つのタイプがあります。
その3つとは「バイオセルバッグ」「CMCジェルバッグ」「クリスタルバッグ」です。
バイオセルバッグはシリコン製バッグですが、シリコンが液状ではなく流動しないコヒーシブタイプで、耐久性に優れています。
CMCジェルバッグは、医薬品や食品の原料としても使用されている物質「カルボキシルメチルセルロース」を使用したバッグです。
クリスタルバッグは耐久性に優れていますが、バイオセルバッグやCMCジェルバッグに比べると、やや感触は硬く、仕上がりの感触は劣るようです。
豊胸手術は身体にメスを入れるので、バッグ選びも慎重に検討した方がいいですね。豊胸手術の費用は、数十万かかるのが現状です。 理想のバストを手に入れたい方は、カウンセリングをきちんと受け、納得してから豊胸手術を受けるようにしましょう。
脂肪注入による豊胸手術
豊胸手術の方法のもうひとつは「脂肪注入法」です。 豊胸手術にもいろいろなやり方がありますが、安全性と感触の両方を望むのであれば、脂肪注入による豊胸手術が一番といえます。脂肪注入による豊胸手術は、術後の感触がもっとも自然です。 脂肪注入法は、サイズダウンしたい部分のお腹、太もも、ヒップ等の脂肪を吸引して胸に注入する方法です。 脂肪注入による豊胸手術は、身体に異物を入れる豊胸バックを用いる方法と違い、自分の脂肪を使うので安全性も高い方法といえます。
脂肪注入による豊胸手術は、脂肪を吸引した部分がスリムになり、胸だけが大きくなります。 つまり、サイズダウンしたい部分の脂肪を吸引するということになりますので全体のプロポーションを整えつつ、バストも大きくしたいという人には、脂肪注入による豊胸手術は最適ではないでしょうか。
脂肪注入法だと理想のプロポーションを作ることが可能になります。 ただ、デメリットとしてはせいぜい1カップくらいしか大きくできません。 そして脂肪注入による豊胸手術は、自分の脂肪を吸引して豊胸のために使うという性質上、胸以外の場所(お腹や太ももなど)にある程度脂肪がないと行えません。
ヒアルロン酸による豊胸手術
整形の豊胸手術にはいろいろな方法がありますが、一般的には「豊胸バック」を用いる方法が多いです。 この場合は、ワキの下のシワに沿って目立たない部分を最小限切開し、豊胸バッグを挿入します。 でもやっぱり「豊胸手術で身体にメスを入れるのは嫌だ」という人も多くいます。そんな人のために、最近期待されている豊胸手術が、ヒアルロン酸による豊胸術です。 これは胸にヒアルロン酸を注入して形や大きさを整える、最新式の豊胸方法です。
ヒアルロン酸注入の豊胸手術ならメスは使わずにヒアルロン酸を注入するだけで簡単に大きくできるものですから「プチ整形」として今注目を浴びています。 ヒアルロン酸を注入する豊胸手術なら、メスはいっさい使わず、皮膚を切る必要もないので何といっても傷跡の心配がないというのがいいですね。
豊胸手術を受ける人のバストの状態や希望の大きさ目指すバストラインを考慮に入れ、ヒアルロン酸の種類や注入量、注入ポイントを決定します。
ヒアルロン酸による豊胸手術は、豊胸バッグによる方法と違ってキズは残りません。 が、バストに注入するヒアルロン酸は、2年から3年で体に吸収されてしまいますので、バストアップの効果も2年から3年となります。
豊胸手術後のマッサージケア
豊胸手術(豊胸バックを挿入する人工乳腺法)の術後のケアとして大事なのが、マッサージです。豊胸手術後の約5日目から、人工乳房の周囲には被膜が発生しますが、この被膜は人工乳房を包み、乳房は少しずつ硬くなってしまいます。 その豊胸手術後の乳房の硬化を防ぐために、豊胸手術後しばらくしてから毎日乳房をマッサージすることが大切です。 こうすることによって、被膜が厚くなる・拘縮する・硬くなるといったことを避けることができます。 このマッサージは、豊胸手術後4か月から6か月位続ける必要があります。